ローマ字入力でも、カナ入力でもない。「親指シフト(NICOLA)」のタイピングで得られる7つのメリット。

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ローマ字入力の約1.7倍速

ローマ字入力で、「こんばんわ」と打つと10文字。
JIS配列かな入力だと、6文字。
親指シフトは、その言葉通り5文字。

親指シフトは、タイピング数が少ないので、
同じスピードで打てばローマ字入力の1.7倍の速さで日本語入力が可能になります。

「なんだ、スピードが早くなるだけなら、今のままでいいや」と思った方もいると思いますが、

実は、親指シフトの最大の利点は速さではないのです。

思考するままに、タイピングできるという事は、脳への負担が少ない。大量の日本語を打ったとしても、疲れが少なく、とにかく「楽」なんです。

まずは、親指シフトとは
親指シフト(NICOLA)「NIHONGO-NYURYOKU CONSORTIUM LAYOUT(日本語入力コンソーシアム配列)」とは ローマ字入力・JISかな入力の不満点を解消するために、1979年(昭和54年)に、富士通が考案したキー配列規格の一種。

キーボード配列は、かなの出現頻度を分析して、左右に負担を分散させ、さらに、2段目と3段目の2列だけで約90%の日本語が入力できるように考えられています。

■「楽」の秘密はこの配列
親指シフト orzレイアウト配列表

実際に試して感じた7つのメリット

親指シフトのメリット

    1.打つスピードが早くなる
    51音の入力はローマ字入力で87打、親指シフト51打、今と同じスピードでタイピングしても1.7倍の入力が可能。

    2.キーボードを打つ音が静かになる(嘘のように静か)
    ホームポジションから、ほとんど手を動かさずに打つので音がとても静か。
    (反対に周りの人のローマ字入力時の音が忙しなく聞こえてくる)

    3.手が疲れない
    先ほどと同様、ホームポジションからほとんど動かす事がないので
    疲れが少ない。(早く打とうとすると手に余計な力が入ってしまい手首を痛めます。練習は急がず正確にがポイント)

    4.頭の中と指先が連動して「指がおしゃべりする」感覚が味わえる(経験者談)
    これは、まだ味わえていないので、是非この感覚を体験するまで続けたい。

    5.より自然な文体に変わってくる(経験者談)
    思考するまま打てるようになるので、自然な文体になり読みやすくなる。

    6.頭の体操になる
    親指と他の指との同時打鍵に慣れるまでは、ピアノを習っているような感覚。
    (キーを覚えるまで、脳にはいい刺激)

    7.キーボードを買い換える必要がない
    現在使用中のキーボードがJIS配列であれば、ソフトをダウンロードすれば今すぐ始められる。(下部参照)

そしてデメリットとしては
1.キーボードの配列は正直くじけそうになる
2.親指シフトの練習ばかりしていると、ローマ字入力時にミスが起こる
3.親指シフトのまま英文を打つと右手だけ1つキーがズレる(慣れるしかない)
4.爪が伸ばせない (猫の手のように丸めて打つので爪は邪魔になる)
5.キーボードの種類によっては、手首に負担がかかるものがある

今すぐ試したい方は「ものくろぼっくす」へ

現在使用のキーボードが 下記のようにJIS配列(キーに日本語が書かれているキーボード)であれば、すぐに親指シフトを試す事ができます。

kb

導入方法はものくろぼっくすという下記サイトがおすすめ。
(windowsとmacではダウンロードするソフトが違います)

Windows編ステップ1
やまぶきーrというソフトをダウンロードして↓
【Windows】たった5分で!親指シフトを始める!
(別ページで開きます)

ステップ2
現在使用のキーボードをorzレイアウトに変更↓
【親指シフト】Windows やまぶきR に orzレイアウトを導入する
(別ページで開きます)

ステップ1のやまぶきーrだけでも始められますが、JIS配列のキーボードは、その後右手側のキーボードを右側に1つずつずらす「orzレイアウト(Oyayubi Right Zurashi)」にすることをおすすめします。(手のポジションを自然な位置にする為)(ものくろさん考案)

このソフトはパソコンのプログロムには影響はなく、
ダウンロードしたファイル内にあるソフトを起動すれば、すぐに親指シフトの練習を始められます。(さらにUSBに入れて持ち歩けば、他のPCでも親指シフトで入力可能)

習得への早道は?

私は、親指シフトの練習を始める前に「ものくろキャンプ」とう親指シフト道場に行って基礎を習いました。

毎朝、30分から1時間、帰宅後にもう1時間程の練習で、1週間後には、15分・200文字くらいは打てるようになり、
行ったり来たりしながら、徐々にタイピング数を伸ばしていき、3ヶ月程で1000程文字に。
そして、4ヶ月をすぎる頃には15分1200文字程度までに成長。
ここで、ようやくローマ字入力時の15分1100文字を超えました。

ちなみに、勝間和代さんはこの親指シフトを3日で習得したと聞きましたが、これは天才としかいいようがありません(^◇^;)。

私は、まだ、指がしゃべる感覚は味わえていませんが、
とりあえずは、15分1500文字以上を目指して、これからもコツコツ頑張ります。

親指シフト、
何だかおもしろそうって思った方、
私が最初に受けた基礎講座。ものくろぼっくすが運営するものくろキャンプに行って見る事をお勧めします。

基礎講座では、パソコンへの導入方法から、練習のコツ、
さらなる親指シフトの魅力を知る事が出来るので、習得も断然早くなります。

ものくろキャンプサイトはこちら>>
(別ページで開きます)

最後に

正直、最初の頃は何度挫折しそうになり、
もうローマ字入力でもいいかななんて思ったのですが、

それでも、ものくろキャンプに参加した人達との(Facebook)コミュニティで、「日々の練習記録を投稿する」という習慣のお陰で習得する事ができました。

あと、Windowsのキーボードの件ですが、
私はThink pad x200sのノートパソコンのキーボードが一番打ちやすかったです。
hpのキーボード、その他色々入力してみましたが、選ぶなら、変換キーの大きめな物を選ぶといいと思います。

是非、親指シフトチャレンジしてみてくださいね。