【肉離れ】50代で初めての肉離れ<後編>

55歳で初めての肉離れ。
治療を開始して1ヶ月間の記録。
後編は肉離れ19日から30日まで。

セカンドオピニオン

肉離れから19日目。
この日はネットで調べたリハビリ施設のある病院に。

先生は脚の状態を見るなり、「血液が固まりにくい病気か何か持ってる?」と前院と同様の質問をされ、「健康診断では、特に問題はないです」と答えると、

「だとしたら、動かなすぎだね」
「動かないと循環も起きないからむくみも青あざも取れないよ」

「肉離れの後に色々動いてしまって、内出血を促してしまったようで、、、」

「だとしても、もう発生から19日経っているでしょ。安静にしずぎ。
痛み止めを出すので、このあとリハビリを入れておくから、指導にしたがって、積極的に動かすように」と。

診察を終え、部屋を移動し、リハビリの先生による現状のチェック。

肉離れの重症度は、下記のようにストレッチした時の痛みの度合いによって決まる。
(↓三笠製薬株式会社制作パンフより)
肉離れの重症度の基準
肉離れとは何かの説明パンフ

久しぶりに足を床につける動作をしたので、痛みでかかとを床に付けられず、爪先立ちはもちろんできない状態で、現段階で重症との診断。

この日は、筋肉の損傷で固まっている部分に、電気治療を施し、ふくらはぎにぴったり合う保護用のギプスを作ってもらった。

肉離れから19日目

そして、リハビリを担当してくれた先生からの説明。
「今この硬い部分はコラーゲンが固まってできている状態で、身体が怪我を治そうとしている証拠です。回復期なので、お風呂にゆっくり入って血流を良くしてください。お酒も少しなら問題ないですが、飲みすぎて転ばないように。
また、急激に動かなければ、肉離れが再発することはないので、少しずつ、歩く練習をしていってください。イタ気持ちいいくらいを繰り返しながら、右足より後ろに左足がいくようになったら、少々痛くても普通に歩くことを心ががけていくといいですよ。このむくみと青あざも、運動と共に改善していくから大丈夫です」

この言葉を聞いて、それだけでも、もう大丈夫だと安心できた。
動いて痛くても大丈夫なんだ。むくみも青あざも動けば治るんだと思うと、何だかとても心も身体も軽くなり、

病院を出てすぐに、両足をつけて歩く練習をはじめてみると、痛みは最初の頃とは違うこともわかった(多分動かなすぎて身体全体の強張りも痛みに影響していたように思う)。
翌日にはかかとを床につけることができ、その2日後には、びっこをひきながらだけど、松葉杖なしでゆっくり歩けるようになって、4日後には左足も右足より後ろにいくようになり、6日後には引きつりはあるもののほぼ普通に歩くことができるようになった。

それと同時に中々消えなかったむくみと青あざもかなり改善。

肉離れから26日、2回目のリハビリ

肉離れから26日目

この頃にはふくらはぎが痛むというより、固まっている部分が引っ張られるという感覚が強く、歩きながらの違和感は続いている。階段を下る動作は少しぎこちなく、走ること、爪先立ちはまだ難しい。スポーツ再開は、この違和感が消え、コラーゲンの塊が緩和されてからになるそうだ。

それと、肉離れをしてから気になっていたもう一つの痛み。
ふくらはぎからの内出血が移動してできた足先と足裏の青あざ。
ここはむくみが消えても、しもやけのようなピリピリとした痛みが残り、触ると痛いし、ぴったりの靴を履くことができなかった。

この痛みの正体は、凝固した血液による神経の刺激だそうで、これも青あざが消えるころには自然になくなるとのこと。

処方された薬の話

最初の病院では、痛み止めとしてロキソニンを処方してくれた。
痛みに耐えられなくなったら飲もうと思っていたけれど、結局飲むことはなかった。

次の病院ではサインバルタという薬。
この薬はもともとうつ病の治療薬として開発され、その後、臨床結果から、各種痛みにも効くことがわかり、用途の幅を広げているらしく、早期回復を目指す整形外科分野で処方されることが増えているらしい。
でも、処方と共にいただいたパンフレットには、朝1錠ずつ1週間飲み、効き目や副作用の状態を見ながら徐々に最大3錠まで増やしていき、飲むのを止めるときも徐々に減らしていく必要があると書いてあった。増やす期間と減らす期間を考えると数週間は飲むことになりそうなこの薬は、自己判断で途中で飲むのを中止することはできないと書いてある。

私としては、肉離れ発生からすでに19日経っていたこと、痛みも耐えられないほどではないことから、この薬は飲まないことにした。

自分の身体に入れるものは、慎重でありたい。
これは、身近に精神的病の人がいて、薬でどうなるかを見ていた影響かもしれない。
どちらも不安から処方はしてもらったものの、もらった薬については後でしつこいくらい調べる。

特に、離脱症状がある薬については、それに見合うだけのメリットを感じない限り、やっぱり私は飲まないと思う。

自分でできるリハビリ

転院後の翌日から、朝の散歩をするようになり、
縁石などの段差を見つけると、左足のつま先を縁石にのせ、イタ気持ちいい程度のストレッチをする。

脚に痛みや疲れを感じたら休んで、またゆっくり歩く。
これを繰り返していたら、約1週間ほどで、違和感はまだあるものの普通に歩けるようになった。

また、座りながらできる足指のグーパー運動、足首を回す運動も効果的とのこと。

ふくらはぎにできているコラーゲンの塊は、お風呂でゆっくり温めた後、オイルなどでマッサージ。
この塊も散歩とともに、少しずつ小さくなっているように思う。

リハビリの先生曰く、
肉離れの一番のリハビリは、普通に歩くということ。
本来回復期に入ったら特別なリハビリは必要ないので、少しずつでもできることを増やしていけば大丈夫との事。

今も、ふくらはぎには5×7×厚さ2cmくらいの塊があり、つま先立ちをしようとするとここが引きつり鈍痛のような違和感を感じる。
また、膝周り、太ももにも突っ張り感も感じている。

どちらにしても、これから徐々に改善されていくと思うので、毎日、散歩を続けながら、ストレッチを続けて行こうと思っている。

肉離れ発生から40日目となる3月29日にはリハビリの予約が入っているので、この日の指導を最後に、今回の肉離れの治療は終了となる予定。

肉離れの受診費用について

<初日>2月18日 2,360円 レントゲンと湿布
<8日目>2月25日 3,820円 ギブス作成と湿布
<9日目>2月26日 390円
<12日目>3月1日 410円
<16日目>3月4日 1,120円
転院
<19日目>3月8日 3,410円+810円(薬代)(診察+電気治療器+ギブス作成+リハビリ指導)
<26日目>3月15日 730円(電気治療器+マッサージ+リハビリ+自分でできるリハビリなどの指導)

合計12,240円

初期段階でしっかり安静にしていれば、もう少し早めに回復していたと思うけれど、
結果的に今回2つの異なる治療を経験できて、私にとってはいい学びとなった。

そして、今歩けるようになって、思うこと。
心配しなくても身体は自ら治ろうとする力を持っているという事。
それにしても、最初に行った病院もとてもいい先生だったのに、なぜか行くたびに不安なっていく不思議。

でも、その原因も今なら理解できる。
最初に行った病院の先生は、行動を禁止する言葉がとても多かったこと。
安静はもちろんのこと、お風呂だめ、歩いてはだめ、仕事中も足を下に下ろしてはだめ、温めてはだめ、そうしないと手術になるよ、大変なことになるよというように。
もちろん、私のおてんばブリを見て、そうゆう言葉になったのかもしれないけれど、いっこうに回復しない足への不安をさらに煽られ、気持ちが沈んでしまう。

例えて言うなら、危険な橋を渡ろうとしている私に対して、「危ないよ」「それをやったら落ちるよ」「もっと安全策をとったほうがいいよ」「落ちたら大変なことになるよ」と言われている感覚。そんなこと言われたら足がすくんでますます渡れなくなる。

これって子育てと一緒だね。

そして転院後はこの真逆の言葉に勇気をもらえた。
「いいからやってごらん」「大丈夫」「そんなに怖がることはないよ」「必ずできるから」というように。

前者は不安が募り、後者は勇気がわく。

同じように患者の回復を願いながら発する言葉でも、私は別の感情を持つ。

結果、転院してからの回復の速さを見ると、歩き出すにはいいタイミングだったように思う。

50代身体ケア

テレワークによる運動不足。身体の柔軟性の衰え、今回の怪我の回復のスピードを見ても、
これから続く人生をより楽しむために50代からの身体ケアの必要性を痛感した。

朝の散歩を習慣化。そして柔軟性のためのヨガと筋トレ再開。
これからの身体作りについても考えるいいきっかけをもらえたように思う。

娘への感謝

最後に、今回の肉離れで、安静の時間を支えてくれたのは娘だった。
普段ご飯を用意することはあまりなかった娘だけど、安静と言われた私の変わりに、毎日朝昼晩と食事を用意してくれて、松葉杖がうまく使えるようになるまで病院に付き添ってくれて、この間、娘の逞しさや、私より丁寧な家事仕事に気づくことができた。

そして、そんな娘の姿を見ていたら、私が今まで娘にしていたことは、もしかして、最初の先生と同じなんじゃないかと思うこともあり、心配より勇気を与えてあげれていただろうかと、そんなことも考えたりして、肉離れは別の意味でも色々学びになった経験でした。