言葉で伝わるのはたった7%

毎日、会社で、家で、カフェで、そこら中で当たり前のように耳にする会話。
私達はこの言葉で、どれだけのことを伝えられているんだろう?

アメリカの心理学者のアルバート・メラビアンさんのメラビアンの法則によると、
コミュニケーションには三つの要素があり、この三つから相手が言わんとしているメッセージの意味・内容を判断しているそうです。

その3つとは、フェイス・トゥー・フェイスで話す時の、

1、言語
2、声のトーン(聴覚)
3、身体言語(ボディーランゲージ)(視覚)

それぞれ、伝達に占める割合は言葉が7%、声のトーンや口調などの聴覚が38%、ボディーランゲージの視覚が55%。

例えば、子供との会話、
「そのままのあなたでいいのよ」等と言ったとしても、

心の奥で
「勉強いっぱいして、いい会社入って親孝行してね!」
のような気持ちがあったとしたら、

たった7%の言語でやさしい親を演じ、
93%の非言語部分で別の意思を全力で示していることになる。

三つの要素が不一致・矛盾したままのメッセージは、
子供に異なる回路から異なる情報を与えるため、
なんとなく不快になり、素直に聞くことなどできない。

そして、それを取り繕うように、言葉を重ねれば重ねるほど、
どんどん不快感が増していく。

7%ですよ。
言葉で伝わるの。

そして93%の非言語部分で人は真実を伝えているのです。

子供とのコニュニケーションが上手く行かない。伝わらない。
そんな風に感じたら、子供への考え方を見つめなおす時が来ている。

案外、いい親ぶっていた自分に気付き、
あーそうかって思えたら、子供との新しい関係が見えてくる。