叶う確率5%の夢よりも、95%の「可能性を広げる価値観」を見つけよう!

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友人に誘われて、平本あきおさんのコーチングLIVEに行ってきました。

初めて知る方でしたが、想像以上に面白かった!

会場に来た人で希望者から選ばれた6名の悩みを
その場でコーチングしていくスタイル。

その中で、気づきにつながった質問があったので、ご紹介します。

「将来の夢」を聞くときにする2つの質問

よく子供に、「将来の夢は?」「なりたい職業は?」と
気軽に聞く場面がありますが、

例えば、ある少年が「将来の夢は?」と聞かれて、
「ギタリスト」と答えたとします。

「へえ〜、じゃあ毎日練習してるの?」

「ううん」

「バンドとか組んでやりたいの?」

「いや、それはまだ」

大抵の大人は、ここで「練習もしてないのになれる訳ない」と
思ってしまうかもしれない。

でも、夢を聞いた後にこの2つの質問に変えてみると、答えが変わってくる。

質問1「そうなんだ!ギタリストになってどうゆうことしたいの?」

「うーん、バンドのみんなと、世界ツアーをしたい」

質問2「それをやれたら、どんな気持になる?」

「みんなで盛り上がって、会場中と一体感っていうか、そう言う感じが好きなんだ」

浮かび上がってきた本当の価値観

この2つの質問で、
彼の夢の向こうにあった「価値観」が浮かび上がってくる。

彼はギタリストが感じるであろう「一体感」に価値を感じているのであって、
本当にギタリストになりたい訳ではなかったのです。

でも、大人たちは、
音楽が好きなら、その関係の仕事に就けばいいと
彼の価値観とはかけ離れた職業を勧めたりする。

すると、彼は「抜け殻の目標」に向かって頑張りはじめ、
就職してみたけど夢中になれず、なんかしっくり来ない。

どうしてもやる気になれず、何となく転職を繰り返したりする。

その姿は、周りから見れば、ただのダメ人間に映ってしまうかもしれない。

今からでも遅くない

もし、そんな人が周りにいたら、単なる夢ではなく、
その人が大切にしている価値観に焦点を当てて質問してみてほしい。

自分でも気付かなかった価値観がわかった時、
「あーそうだったんだ」と 視界が開けたように、頑張り出す人がいる。

実は同じ価値観を感じられる活動(仕事)であれば、
なるものは違うものでも良いのです。

最後に

平本さんは、
描いた夢をそのまま叶えられる人は5%しかいないと断言していました。

そう考えると、学校で時々目にする
子供達への「将来の夢」アンケート。

叶う確率5%の夢だけを聞くのではなく、
95%の「可能性を広げる価値観」への問いかけ
を追加すると、
子供達の新しい一面が見えてくるかもしれない。

私も、娘の夢につい口出ししていました。

なんと言っても娘の今の夢は
「自由に生きたーい」ですから。

「人生舐めきってるな」と。

子供には生き生きと自分の人生を歩んでほしいと言いながら、
気をつけていないと、無意識にコントロールしようとしてしまう。

でも、抜け殻の目標へだけには向かわせてしまわないように

今度、好きな事、やってみたい事を言われたら、
この2つの質問で、娘の可能性を広げられる価値観を
注意深く探してみようと思っています。